建設投資の総額は54兆9,600億円の見通し
国土交通省は6月30日、「平成29年度建設投資見通し」を発表した。国内の建設活動について出来高ベースの投資額を推計したもの。
これによると平成29年度の建設投資は、前年度比4.7%増の54兆9,600億円となる見通しだ。
内訳は、政府投資が前年度比5.4%増の、22兆2,300億円(構成比率40%)。民間投資が前年度比4.3%増の、32兆7,300億円(構成比率60%)。
民間投資の内訳は、民間住宅建築投資が前年度比1.7%増の15兆9,500億円(構成比率49%)。民間非住宅建設投資が、前年度比6.9%増の16兆7,800億円(構成比率51%)。
建築30兆2,200億円、土木24兆7,400億円の見込み
「平成29年度建設投資見通し」を建築・土木別にみると、建築投資が前年度比3.5%増の30兆2,200億円、土木投資が前年度比6.3%増24兆7,400億円と予想される。
建設投資は、平成4年度の84兆円をピークに減少しており、平成22年度は平成4年度の約50%まで落ち込んだ。
その後、東日本大震災からの復興等によって回復傾向へと転じている。平成29年度の建設投資では、復興予算や平成28年度の補正予算などによる政府建設投資などが見込まれる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000691.html