三菱日立パワーシステムズ、ポーランドで出力49万kWのガス火力発電設備を初受注

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三菱日立パワーシステムズ、ポーランドで出力49万kWのガス火力発電設備を初受注

2017年07月06日 18:00

天然ガス焚きGTCC発電設備を受注

三菱日立パワーシステムズ株式会社(MHPS)は6月30日、ポーランドにおいて、PxMとのコンソーシアムで、PGNiGの子会社向けに、出力49万kWの天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備をフルターンキー契約で受注し、同時に長期メンテナンス契約(LTSA)も締結した、と発表した。

PxMは、Polimex Mostostal S.A.の略で、ポーランドの建設業者。

PGNiGは、Polskie Gornictwo Naftowe i Gazownictwoの略で、ポーランドの国有石油・ガス会社。

旧来の石炭火力発電より発電能力が80%向上

ポーランドは、世界有数の石炭資源国で、南部の炭鉱近くには天然ガスも産出し、ガス消費量の約3割が自国産である。

PGNiG100%子会社のコージェネ事業会社PGNiG Termika S.A.(Termika:テルミカ)は、ポーランドの首都ワルシャワから北方約10kmのジェラン(Zeran)で、ジェランCHP(Combined Heat and Power)プラントを運営している。

今回受注した天然ガス焚きGTCC発電設備は、ジェランCHPプラントの敷地内に建設され、コージェネレーション(熱電併給)施設の中核設備となる。MHPSにとって、ポーランドで初めての受注であるという。

GTCCコージェネ施設は、従来より稼働している石炭火力発電設備より発電能力が80%向上し、ワルシャワ市民に電力と廉価な地域暖房用の熱を供給する。

GTCC発電の設備は、M701F形ガスタービン1基、蒸気タービン1基、排熱回収ボイラー、電気計装設備などである。

MHPSは、ガスタービン、発電機、および関連機器を供給する。MHPS欧州拠点法人は、プロジェクト全体の取りまとめを担い、蒸気タービン、排熱回収ボイラー、電気計装設備などの付帯設備を供給する。

PxMは、プラント周辺機器の調達、土建・据付工事などを担う。

運転開始は、2020年を予定しているという。

MHPS欧州拠点法人は、LTSA契約により、運転開始後6年間遠隔監視や技師の派遣など、GTCC発電設備の保守・管理を支援する。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

三菱日立パワーシステムズ株式会社のニュースリリース
http://www.mhps.com/news/20170630.html

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