保水性ブロックで暑さもカビもブロック!
大成建設株式会社と八木惣株式会社は、共同で、夏の暑さを緩和するとともに、カビの発生も抑えることができる、メンテナンス性にも優れた保水性ブロックを開発した。
(この画像はプレスリリースより)
自然素材の土で色合い豊かに!
この保水性ブロックは、土が素材として使用され、今までのセラミックでは表現できなかった、豊かで趣きある色合いを実現させている。乾燥状態と湿潤状態とで、色合いが変化し、さらに涼しさを演出してくれるようだ。
そして、今回コンクリートが使用されていないことから、白華現象と呼ばれる表面の白い汚れも防げ、今まで使用できなかった濃色系の製品の製作も可能となっている。
土の採用でメンテナンス性も向上!
これまで保水ブロックは、熱中症対策技術として都市部で取り入れられ、重宝されてきた。しかし、その吸水率が高いものほど、表面が乾きにくく、カビが繁殖しやすいという問題も備えてきた。
今回開発された保水性ブロックは、土を利用することで、表面の乾燥を早め、カビの発生を抑えることのできる、メンテナンス性に優れたものとなっている。さらに、潅水装置の使用による底面からの水の補給で、従来の冷却機能も損なうことなく、今までの問題を解決した優れものとなっている。
この保水性ブロックは、その色合いとメンテナンス性を生かすため、歩道や広場、人の背丈程度のブロック壁などに適用していくようだ。さらに、植栽と絡めた敷地の外構計画にも対応可能となっており、今後さまざまな設計に利用されていく予定だという。
▼外部リンク
大成建設によるプレスリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2013/