工業用水を確実に送水するための管理システム工事
メタウォーターは6月14日、大分県企業局から受注した「工業用水道給水ネットワーク再構築事業における水管理システム化工事」を完了し、システム運用を開始したと発表した。
大分県企業局の工業用水は、市内を流れる大野川から取水した水を浄化施設で処理し、3系統の送水ルートで大分コンビナートへ供給している。
この送水ルートで事故が発生すると工業用水の給水が停止し、これが長期間続く場合は深刻な経済損失をもたらす危険がある。
このため大分県企業局は、3系統の送水ルートを相互に補完する給水ネットワークを再構築し、事故に備えることを決定した。
事故時にルートをう回して確実に送水
今回、メタウォーターが構築した水管理システムは、
送水ルートの事故時にルートをう回させ、適切な水量と水圧で給水を継続できるよう制御し、さらにシミュレーションに基づいた運転支援を行うために導入された。
シミュレーション機能を担う水運用サーバは、江守情報社のInfoWorks WSとIWLiveシステムを、水道分野では国内で初めて導入。プラントシミュレーターシステムとつなげることで、計測値と制御目標値の受け渡しを行えるようにした。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
メタウォーター株式会社のプレスリリース
http://www.metawater.co.jp/news/detail/20170613ja2.html