現地エンジニアリング企業とのコンソーシアム
2017年6月15日、三菱重工グループの三菱重工環境·化学エンジニアリング株式会社(以下、MHIEC、)は、中国上海市向けに世界最大の一般廃棄物焼却施設(以下、同焼却施設)を受注したと発表した。
同焼却施設は、MHIECと中国の杭州新世紀能源環保工程股份有限公司(Hangzhou New Century Energy Environmental Protection Engineering Co., Ltd、以下、HNC.)が組んだコンソーシアムが、上海市から建設運営事業を受託している上海老港固廃総合開発有限公司(Shanghai Laogang Solid Waste Utilization Co., Ltd.)を通じて、受注したもの。
コンソーシアムは、ストーカ式焼却炉設備や廃熱回収および排ガス処理に関わる機器などを手掛け、納入完了は2018年7月の予定だ。
受注した焼却施設の概要
同焼却施設は、市東部に位置する浦東国際空港の隣接地に建設され、処理能力750トン/日のストーカ式焼却炉は8基で構成され、全体の処理量は世界最大の6,000トン/日となる。
MHIECは、焼却炉から排ガス処理設備までの基本設計を行うと共に、ストーカ(火格子)、油圧ユニット、灰押し出し装置および脱硝触媒などの供給を担当する。
また、HNCは、廃熱ボイラーや排ガス処理設備を供給する。
(画像は三菱重工公式ホームページより)
▼外部リンク
三菱重工 プレスリリース
https://www.mhi.co.jp/news/story/1706155867.html