JR東日本は6月6日、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた駅改良の工事計画を発表した。
オリンピック開催期間中は利用者が増大することを見込んで、競技会場周辺の駅や、ベイエリア競技会場・空港アクセス路線への主要乗換駅の改良工事を計画しており、すでに「千駄ケ谷」駅、「信濃町」駅、「原宿」駅では工事が始まっている。
今般「有楽町」駅、「新木場」駅、「新橋駅」、「浜松町」駅についても具体的な計画がまとまった。4駅の工事費の総額は約250億円となる見込みで、全ての改良工事が完成するのは、2020年春頃の予定だ。
「有楽町」駅の改良工事では、エレベーターの大型化、国際フォーラム口と中央口のコンコースを結ぶ通路の新設、国際フォーラム口にバリアフリールートを整備するなどバリアフリー設備を拡充する。
さらに混雑を緩和するために階段やコンコース、トイレを拡張する予定だ。また、京浜東北線にホームドアを新設し、安全性の向上を図る。
「新木場」駅ではエレベーターの増設と、バリアフリー設備の拡充を行う。また、ホームとコンコースをスムーズに移動できるように、階段とエスカレーターを増設するほか、コンコース、改札口、トイレを拡張する。
「新橋」駅では、烏森改札口やコンコースの拡張、ホーム上の大屋根を拡幅し、柱の少ないホームに改良する。さらに山手線と京浜東北線に、ホームドアを新設して安全性を向上させる。
「浜松町」駅ではエレベーターの大型化とバリアフリー設備の増強を行うほか、東京モノレールの乗り換えがスムーズに行えるよう、乗り換え通路を相互通行に変更する。また、山手線にホームドアを新設する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東日本旅客鉄道株式会社のプレスリリース
http://www.jreast.co.jp/press/2017/20170606.pdf