JFEスチールとジャパンパイル、「コン剛パイル工法」を開発しベターリビングの評定を取得

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JFEスチールとジャパンパイル、「コン剛パイル工法」を開発しベターリビングの評定を取得

2017年06月01日 05:00

建築基礎向けの高支持力先端拡大根固め杭工法

2017年5月30日、JFEスチール株式会社とジャパンパイル株式会社は、新たな高支持力先端拡大根固め杭工法「コン剛パイル工法」(以下、同工法)を共同開発し、2017年3月29日に(一財)ベターリビングの評定(以下、同評定)を取得したと発表した。

高支持力先端拡大根固め杭工法は、杭本体より直径が大きな根固め球根を支持層内に築造し、杭単体で発揮される支持力よりも大きな支持力を得る工法だ。

近年は、建築物の機能向上のために、柱の本数を削減して柱1本に負担させる荷重が増加する傾向にあり、建設費を削減するために、杭に要求される支持力も高まっている。

これに対応して、両社は、杭先端部の内外面に鉄筋を取り付けた鋼管と、根固め球根を一体化させることにより大きな支持力を得る「コン剛パイル工法」を開発した。

なお、同評定は、第三者機関が建築基準法令やその他の技術基準などに照らして性能を評価するもの。

「コン剛パイル工法」の特長

同工法では、鋼管杭と既製コンクリート杭を、荷重条件に応じて適切に組み合わせることができ、鉛直荷重と水平荷重の要求条件に応じて、「杭径が一定な通常タイプ」と「拡頭タイプ」のどちらかを選択できる。

また、支持力性能が高いため、従来は柱の下に複数本の杭が必要となる場合でも、1本の杭で設計できることが期待される。

さらに、地盤を掘削した後に杭体を沈設するプレボーリング方式、あるいは地盤を掘削しながら杭体を沈設する中掘り方式など、現場の条件に応じて最適な施工法を選択できる。

なお、荷重条件に応じた最適かつ合理的な設計などで、鋼材重量の低減や杭の本数削減などが可能となり、優れた経済性を発揮する。

また、掘削した土砂を泥土化させながら杭を沈設させるため、低騒音・低振動・低排土で、環境性能が高い。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

JFEスチール ニュースリリース
http://www.jfe-steel.co.jp/release/2017/05/170530.html

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