野村不動産は24日、清水建設とともに事業協力者として計画を推進する「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」について、5月1日付で都市計画決定の告示がなされたことを発表した。
同事業は埼玉県川口市にて、2013年6月に設立された「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発準備組合」(市街地再開発準備組合)が中心となって進められているもの。JR川口駅東口から東へ約300mに位置する約1.1haの区域にて、商業業務施設、都市型住宅等を整備するのが主な内容となる。
周辺地域は商業業務機能が集中している一方、老朽化した建物や敷地の不整形、低未利用な土地の多さに加え、耐震安全性に難のある建物の更新等、各種課題が浮上していた。
昨今野村不動産では老朽化した建物の震災対策、ならびにまちづくりの観点より再開発事業への取り組みを強化しており、同事業については2013年8月、市街地再開発準備組合の事業協力者を清水建設とともに担当することが決定。今回の事業を通じては魅力ある商業業務機能の拡充をはかるとともに、土地の高度な利用を目指す。
また同事業では建物の不燃・耐震化による防災性の向上にもスポットが当てられており、加えて大規模災害時に備えた防災設備の設置、さらには地域貢献施設、歩行者空間にも配慮し、中心市街地としての適性を見据えた市街地環境の形成をはかる計画だ。
なお同事業においては2020年の工事着手、2022年の工事完了を予定。野村不動産では今後行政・地権者各位との協力のもと、都市の再生や地域の発展に貢献する、環境と調和した街と空間づくりに取り組みたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
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野村不動産ホールディングス プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000025694.html