音の情報を視覚化して表示
熊谷組は5月23日、新型の「小型音カメラ」を開発したと発表した。
「小型音カメラ」は音の発生方向や、大きさ(dB)、音の高さ(Hz)をデジタル画像に変換して表示する「音カメラ」を改良し、さらに小型軽量化して操作性や持ち運びの利便性を向上させた最新の機種。今まで以上に高画質の画像で、音の発生方向や大きさなどを可視化して確認できるようになった。
持ち運びやすく、屋外操作にも便利なコンパクトな音カメラ
音は、目で見ることができない情報である。このため工事現場で発生する騒音などは、サウンドレベルメータなどで計測し、数値で確認するのが一般的だ。
熊谷組は音を視覚で確認できれば、よりわかりやすく把握できると考え、2001年に「音カメラ」を開発した。
その後も研究をかさね、低周波音の測定に対応した「低周波音カメラ」や、センサ部分と本体を小さくした「小型リアルタイム音カメラ」と改良を続けてきたが、今回、最新機種が誕生した。
本体部分の大きさは体積比で「小型リアルタイム音カメラ」の半分以下とコンパクト。フルハイビジョンに対応した高画質の画像で、音を視覚的に表示する。
また、従来品の電源はAC100V電源のみだったが、小型バッテリを電源として利用できるようにした。バッテリ駆動時間は約3時間。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社熊谷組のプレスリリース
http://www.kumagaigumi.co.jp/press/2017/pr_170523_1.html