2017年5月24日、新日鉄住金エンジニアリング株式会社(以下、NSENGI)と、大阪ガス株式会社(以下、大阪ガス)が共同出資しているタイ国現地法人NS-OG Energy Solutions(Thailand)Ltd(以下、NSET)は、横浜ゴムグループのタイ国におけるタイヤ生産会社Yokohama Tire Manufacturing(Thailand)社(以下、YTMT社)向けオンサイトエネルギー供給プロジェクト(以下、同プロジェクト)建設を竣工したと発表した。
同プロジェクトでは、コージェネレーション設備エンジニアリングに加え、設備の操業(運営・維持管理)サービスを提供する。
2017年5月4日からタイ国東部アマタシティ工業団地内のYTMT社工場内においてエネルギー供給を開始し、5月23日に開所式を開催した。
同プロジェクトは、ガスタービンと、NSENGI独自の高効率廃熱回収ボイラを備えた総合エネルギー効率約90%のコージェネレーションシステム(以下、同システム)を導入し、今後15年間、安価な電気と熱(蒸気)を供給して、工場内エネルギーの省エネとコストダウンを図る。
また、NSETが、コージェネレーションシステムの建設からオペレーション、ガスの調達まで全て行う「エネルギー・ワンストップサービス」を提供する。
なお、同システムは、高速遮断器を備えており、系統電圧が低下した際には速やかに自立運転に移行し、コージェネが非常用電源として単独でエネルギー供給を継続できるため、工場の操業安定化にも貢献できる。
さらに、同システムでは、一次エネルギー削減率24%、CO2削減量年間18,000tと試算されており、地球温暖化防止の効果が期待できる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新日鉄住金エンジニアリング ニュースリリース
http://www.eng.nssmc.com/news/detail/335