建築設備技術の重要な成果
TOTOは、5月17日、同社が運営するTOTOミュージアム所蔵の「光電センサー内蔵自動水栓」が、一般社団法人建築設備技術者協会より、平成29年度「建築設備技術遺産」に認定されたことを発表した。
1960年代、各地で渇水になるケースが頻発したことから、節水器具が求められるようになった。また、エレクトロニクスの進化も背景に、水栓本体に光電センサーを組み込んだ「自動水栓」が、当時開発されたという。
「光電センサー内蔵自動水栓」の概要
今回、認定を受けた「光電センサー内蔵自動水栓」は、光電センサーや駆動部の技術進歩の原点と位置付けられる自動水栓だ。
光電センサーが感知すると自動的に吐水、感知しなくなると止水し、小まめな水の出し止めができることが大きな特長である。
また、非接触のため衛生的。水栓金具周辺が水で濡れることが少なくなり、清掃も容易なうえ、誤感知対策も万全な安心設計だ。
現物がミュージアムに保存
現在、自動水栓はパブリック空間への設置だけでなく、一般の住宅にも普及している。その初期の商品の現物が、TOTOミュージアムに保存されていたことが、今回の認定のきっかけとなった。
なお、同ミュージアムは、水まわりの文化や歴史を見学できるミュージアム。2015年8月28日の開設以来、来場者数は15万人を突破している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
TOTO プレスリリース
http://www.toto.co.jp/company/press/2017/05/17_003574.htm