5Gの特長である高速・大容量、低遅延通信を建設機械による遠隔施工に応用
2017年5月16日、KDDI株式会社、株式会社大林組および日本電気株式会社は、次世代移動通信システム「5G」(以下、5G)を活用したICT施工の実現に向けて、建設機械による遠隔施工の実証試験(以下、同実証試験)を行うと発表した。
同実証試験では、5Gの特長である高速・大容量な低遅延通信を建設機械による遠隔施工に応用し、建設機械の位置や向きをリアルタイムに変更するなどして、遠隔施工の作業性や品質の向上を検証する。
実証試験について
同実証試験では、建設機械に高精細4Kカメラを複数台取り付け、その映像を28GHz帯対応の超多素子アンテナによるビームフォーミングを活用して、遠隔操作側に伝送する。
5Gは、既存のLTEやWi-Fiのネットワークと比較して、大容量の高精細映像も低遅延で高速伝送が可能なため、遠隔操作する作業員は、実際に現場にいなくても現場状況を適切に把握できる。
なお、この度の実証試験は、電波を有効に利用できる実現性の高い技術について技術的検討を行い、その技術の早期導入を図ることを目的とした、総務省の「技術試験事務」として実施する。
(画像はプレスリリースより)
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KDDI ニュースリリース
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