中部電力、初の試みを発表
中部電力は、5月15日、同社初の試みとなる木質バイオマス燃料の100%専焼発電設備を、三重県四日市内に位置する「四日市火力発電所」の構内に開発することを明らかにした。
四日市火力発電所バイオマス発電設備の開発概要
今回新たに四日市火力発電所構内に設置するのは、木質ペレットおよびパーム椰子殻を燃料とするバイオマス専焼発電設備だ。
年間燃料使用量は、木質ペレット約15万トン、パーム椰子殻約7万トンの合わせて約22万トン。発電出力4万9,000kW、想定年間発電電力量は、一般家庭約12万世帯分に相当する約3億8,000万kWhを見込み、CO2排出量削減効果は年間約16万トンを想定している。
なお、着工は来年5月を予定し、2020年4月の完成を目指す計画だ。
地球環境保全の取り組みを推進
中部電力の重要な経営課題のひとつは、地球温暖化対策をはじめとした環境保全への取り組み。低炭素社会の実現、自然との共生、循環型社会の実現、地域や世界との連携といった4分野の諸活動を推進している。
なお、今回のプロジェクトは、地球環境に優しい再生可能エネルギーの開発の一環として位置付けられており、今後同社は、地域住民をはじめ、関係各所の理解、協力を得ながら、計画を着実に遂行していく方針だ。
(画像は中部電力のホームページより)
▼外部リンク
中部電力 プレスリリース
https://www.chuden.co.jp/