北海道の木質チップのみを利用「苫小牧バイオマス発電所」完成

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北海道の木質チップのみを利用「苫小牧バイオマス発電所」完成

2017年05月16日 08:00

苫小牧のバイオマス発電所が稼働

住友林業などが北海道にて建設を進めていた「苫小牧バイオマス発電所」が、4月28日に営業運転を開始した。住友林業、三井物産、イワクラ、北海道ガスが共同で開発したもので、再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用した事業を進めていく。

出力規模、約5.9メガワット

「苫小牧バイオマス発電所」の所在地は、北海道苫小牧市晴海町40番4。出力規模は約5.9メガワットで、約1万世帯分の電力を供給する。

燃料の木質チップは北海道の林地未利用木材のみを使用するのが特徴で、地産地消型のエネルギー事業を実現した。 

住友林業グループは2011年からバイオマス発電分野に参画。「苫小牧バイオマス発電所」は住友林業グループの国内3番目の発電事業となる。

また、住友林業グループの北海道で山林経営はスタートさせたのは、1917年。今年で100周年を迎える。1世紀にわたって道内の森林資源の価値向上、未利用木材の有効活用に取り組んできた。バイオマス発電事業もその一環として行うもの。

住友林業グループは、

今後も地域に根ざした事業モデルを構築し森林資源の活用に貢献します。
(プレスリリースより)

と述べており、再生可能エネルギーの発電事業を2019年3月までに200メガワット規模まで拡大する方針だ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

住友林業株式会社のプレスリリース
http://sfc.jp/information/news/2017/2017-05-12.html

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