鋼床版と同じ重さで耐久性に優れる
鹿島建設株式会社は8月30日、軽量で高耐久性を持つ道路橋床版を開発したことを発表した。超高強度繊維補修コンクリート(UFC)を用い、鋼床版と同程度の軽さで、より高い疲労耐久性を持つ。阪神高速道路株式会社と共同で開発したもので、引き続き実用化へ向けた検討を行うものとしている。
(画像はプレスリリースより)
鹿島建設は独自のUFC「サクセム(R)」を2006年に開発、羽田空港滑走路の桟橋部分に適用した実績を持つ。今回開発したUFC床版は鋼床版箱桁のデッキプレートと縦リブをUFC床版に置き換え、リブの配置をワッフル型としてさらに軽量化をはかったもの。
既設床版の代替として展開
ニュースリリースでは
阪神高速道路と鹿島は、このUFC床版の実用化に向けた検討を引き続き行うことにしており、その高い耐久性から長大橋への適用(メンテナンス費用が低減)や、大規模更新時代に向けた既設床版の代替としての検討も進めていきます。(鹿島建設株式会社ニュースリリースより引用)
と、今後の展開が述べられている。
▼外部リンク
鹿島建設株式会社 ニュースリリース
http://www.kajima.co.jp/news/press/201308/30c1-j.htm
阪神高速道路株式会社 プレスリリース
http://www.hanshin-exp.co.jp/topics2/1377836669F.pdf