横河電機株式会社は5月12日、マレーシア法人のヨコガワ・コントロール・マレーシアが、マレーシアの大型石油精製・石油化学統合開発プロジェクトRAPIDの石油貯蔵施設向けプロセス分析システムのシステムインテグレータ(SI)業務と高度ソリューションをEPCC(設計・調達・工事・試運転担当会社)として受注した、と発表した。
RAPIDは、Refinery and Petrochemical Integrated Developmentの略。
RAPIDプロジェクトは、マレーシア国営石油会社ペトロナスが、ジョホール州南東部のペンゲランにおいて、総合コンビナート(PIC:Pengerang Integrated Complex)の中核として開発する世界有数の大型プロジェクトである。
日量30万バレルの精製能力をもつ製油所と、高付加価値の石油化学製品などを合計で年間770万t生産する石油化学プラントを構築する。
ヨコガワ・コントロール・マレーシアは、石油貯蔵施設内の油の製品品質を管理するプロセス分析計およびサンプリング装置から構成される分析システムと、それらを収納するアナライザハウス1棟の建設、を受注した。
横河電機は、タンク内貯蔵製品、パイプラインの製品種類の履歴管理を行う高度ソリューションのEPCC業務を担当する。
建設工事は、2018年8月までに完了し、9月試運転を開始、2019年操業を開始する予定とのこと。
横河電機は、マレーシアにおける世界規模のRAPIDプロジェクトを成し遂げてマレーシアの産業発展に貢献し、プロセス分析システムのSIビジネスの拡大を目指すという。
(画像は横河電機株式会社のHPより)
▼外部リンク
横河電機株式会社のニュースリリース
http://www.yokogawa.co.jp/