株式会社きんでんは5月12日、延線ロープ布設作業の安全性と作業効率が向上する「ケーブル配線用延線ロープ布設装置」を開発した、と発表した。
延線ロープ布設方法は、従来作業者が約5m間隔で高所作業車を使用し、昇降を繰り返して布設している。この方法は、高所作業が多いため、転落・墜落の危険性があり、作業時間を要するという課題があった。
そこで、きんでんは、延線ロープをケーブルラックに配線する際、安全かつ効率的に布設できる「ケーブル配線用延線ロープ布設装置」を開発した。
開発した装置を用いると、従来の延線ロープ布設方法に比べ、高所作業車を使った昇降・移動の繰り返しが不要になり、高所作業回数を10分の1に、作業時間を4分の1に短縮することができる。
延線ロープ布設装置は、重量は約3.0kg、寸法が幅205mm×長さ235mm×高さ116mmで、親桁高さ70mmまたは100mmのケーブルラックに対応する。走行速度は分速約20m、水平走行時の駆動時間は連続約50分、牽引重量は約2.5kg~6.0kgである。
モータと単三乾電池4本で動作し、リモコンで布設装置本体が親桁のケーブルラックに沿って走行し、延線ロープを布設する仕組みである。
ケーブル配線用延線ロープ布設装置は、5月17日~19日の間「JECA FAIR 2017~第65回電設工業展~」(東京ビッグサイト)に出展する。
装置は、7月上旬注文受付を予定しており、株式会社昭和電業社より販売するとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社きんでんのニュースリリース
http://www.kinden.co.jp/topics/2017/topic316.html