2017年5月10日、株式会社神戸製鋼所(以下、神戸製鋼)は、韓国において、Novelis Inc.(以下、Novelis)の子会社であるNovelis Korea LTD.(以下、Novelis Korea)と、アルミ板圧延品を製造する合弁会社を設立することに合意し、合弁契約を締結したと発表した。
合弁事業の対象となるNovelis Koreaのウルサン工場は、稼動率向上や固定費圧縮等によるコスト競争力強化が課題であったが、アジアでの安定的な供給能力確保を課題としていた神戸製鋼とのニーズが合致して、合弁契約を締結することになった。
神戸製鋼が新会社の株式50%を315百万ドル(約350億円)でNovelis Koreaより取得し、合弁事業化する。なお、新会社は生産のみ行い、販売は各親会社が独立して行う。
新会社は、Novelis Koreaが同国ウルサン市に保有するウルサン工場に、2017年9月末に設立する予定で、出資比率は神戸製鋼50%・Novelis Korea 50%。
事業内容はアルミ板圧延品の製造であり、主要設備は溶解・鋳造ライン・熱間圧延ライン・冷間圧延機他で、生産能力は年間約30万トン、従業員数は600名程度となる。
なお、Novelis Koreaは、Novelisの100%子会社であり、2005年に設立され、韓国ソウル特別市に所在し、主要事業はアルミ圧延品の製造・販売だ。
また、Novelisは、米国ジョージア州アトランタに所在し、グローバルにアルミ圧延品の製造・販売を展開する世界最大手のアルミ板圧延企業。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
神戸製鋼 プレスリリース
http://www.kobelco.co.jp/releases/1196940_15541.html