オーストラリアの2鉱区が認可
JFEスチールは5月8日、豪州にて炭鉱の開発工事をスタートさせると発表した。
豪州のクイーンズランド州からバイヤウェン炭鉱の採掘権を、新たに2鉱区得たことを受けて、着工を決定した。早期完成を目指し、2018年初めごろにも出荷をスタートさせる予定だ。
バイヤウェン炭鉱では隣接する鉱区の採掘権も申請中で、認可が下りると年間1,000万トン規模の生産量が実現する。
JFEスチールは2009年12月にQコール社が開発するバイヤウェン炭鉱の権益20%を取得し、このプロジェクトに参画。運営会社はQコール社が85%、 JFEスチールが15%出資するバイヤウェン・コール社。
一級強粘炭を産出する大規模露天掘り炭鉱
バイヤウェン炭鉱は、豪州クイーンズランド州のボウエン地区に位置する。良質なコークスの製造に欠かせない一級強粘炭を産出する大規模露天掘り炭鉱である。積出港は炭鉱から約190キロの距離にある、ボットポイント港。
今後もQコール社とプロジェクトを進め、高品位の原料炭を長期にわたって安定的に提供するとともに、原料炭マーケットの安定化に寄与していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEスチール株式会社のプレスリリース
http://www.jfe-steel.co.jp/release/2017/05/170508.html