バイオマス発電事業が活発化
タクマは、5月8日、同社のバイオマス発電設備のユーザーである、有明グリーンエネルギーの出資により設立された発電事業会社「有明第二発電所」より、「バイオマス発電設備」を受注したことを発表した。
2012年7月、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」がスタート。近年、安定的な収益を見込み、バイオマス燃料を用いた発電事業への取り組みが脚光を浴びている。
新発電所の概要
新発電所は、熊本県荒尾市内に建設。同発電所には、同社が最も得意とする「バイオマスを燃料とするボイラ」を納入する計画だ。
燃料は、熊本県内の製材所から出る端材などの一般木材や、間伐材などの未利用材を、バイオマス燃料として有効活用。発電規模は6,250kWを見込む。
なお、完成時期は2018年7月を目指し、発電した電気は「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」のもと、電気事業者へ売電していく予定である。
なお、今回のプロジェクトでは、林業の活性化や雇用創出による地域の活性化などにも、大きな期待が寄せられている。
多様化する顧客ニーズに対応
同社は、1950年代から木質チップや、バガス(さとうきびの搾りかす)を燃料とするボイラを、海外も合わせて600缶以上納入してきた。
今後も同社はこれまでの知見や実績をいかし、バイオマスの多様化する特性に応じた最適システムを、顧客に提案していく考えである。
(画像はタクマのホームページより)
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