軽量化を通じて自動車の燃費向上に貢献するアルミ鍛造サスペンション
2017年4月28日、三井物産株式会社(、三井物産)、株式会社神戸製鋼所(以下、神戸製鋼所)および豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、米国の合弁会社「コウベ・アルミナム・オートモーティブ・プロダクツ社(Kobe Aluminum Automotive Products, LLC、以下、KAAP社)」が、生産設備の増強を決定したと発表した。
KAAP社は、自動車サスペンション用アルミ鍛造部品(以下、アルミ鍛造サスペンション)を主力に製造・販売をしており、増強される設備は、溶解鋳造1ライン・鍛造プレス2機・その他付帯設備で、約13,000平方メートルの建屋も増設し、設備投資額は約53百万米ドル(約58億円)だ。
2018年秋頃から順次稼働を開始し、2019年年初での完成を目指す。完成後は、現在の設備と合わせて、溶解鋳造4ライン・鍛造プレス10機となる予定。
なお、アルミ鍛造サスペンションは、軽量であるため自動車の燃費向上に貢献し、環境規制に対応するために需要が増している。
KAAP社の概要
KAAP社は、北米における製造販売拠点として2003年に神戸製鋼所・三井物産・豊田通商の合弁会社として、資本金2,400万米ドルで設立され、所在地は米国ケンタッキー州ボーリンググリーン市で、従業員数は約500人。
2005年の操業開始以来、北米のアルミ鍛造サスペンション市場でトップシェアを保持している。
(画像は三井物産公式ホームページより)
▼外部リンク
三井物産 ニュースリリース
http://www.mitsui.com/jp/ja/release/2017/1223307_10838.html