第1回インフラメンテナンス大賞 受賞の28件が発表

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第1回インフラメンテナンス大賞 受賞の28件が発表

2017年05月07日 01:00

国内のインフラメンテナンスを促進する試み

第1回となる“インフラメンテナンス大賞”の受賞結果が28日、発表された。国土交通省と総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、そして防衛省の各省が計28件を受賞対象として選定。表彰式は7月24日に執り行われる予定となっている。

同大賞は、日本国内の社会資本のメンテナンス(インフラメンテナンス)における優れた取り組みや技術開発を表彰、その紹介に努めるというもの。

国内のインフラメンテナンス関連事業者・団体・研究者等の取り組みを後押しするとともに、インフラメンテナンスの理念を普及させていくことが目標だ。

国土交通省案件として7件が受賞

今回発表された計28件のうち国土交通省案件についてみると、“国土交通大臣賞”“特別賞”“優秀賞”からなる計7件が受賞の対象に。うち“国土交通大臣賞”は3つの団体とその活動に送られている。

1つ目は、総延長16,000kmにも達する東京都区部の下水道管メンテナンスにおいて、補修や再構築などにビックデータを有効活用した、東京都下水道局の“「下水道管のビッグデータ」を活用したメンテナンス”。

2つ目は、任意団体しゅうニャン橋守隊の“しゅうニャン橋守隊(CATS-B)による猫の手メンテナンス活動”。これは市民を巻き込んでのインフラメンテナンスを行うとともに、関連する座学等をまじえ、その重要性について広報するというもの。

残る1つは、荏原製作所の“維持管理性を向上させた河川排水用新形立軸ポンプ(楽々点検ポンプ)の技術開発”。河川排水用大型立軸ポンプの水中軸受を点検・整備するうえでは従来、ポンプ本体を引き上げて分解する必要があったが、同社では軸受の位置を工夫することで、ポンプを据付けたままでの点検・整備が可能となっている。

また“特別賞”は東海旅客鉄道、優秀賞は青森県、島根県、舞鶴工業高等専門学校社会基盤メンテナンス教育センターがそれぞれ受賞した。他の省の受賞案件を含めた詳細は、下記リンク先を参照のこと。

(画像は国土交通省Webページより)

▼外部リンク

 

国土交通省 報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo03_hh_000162.html

インフラメンテナンス大賞 受賞案件
http://www.mlit.go.jp/common/001183351.pdf

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