日本一森林面積の広い市にて
洸陽電機は、5月1日、飛騨高山グリーンヒートが岐阜県高山市にて建設を進めていた「飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所」が完成し、発電をスタートしたことを発表した。
官民連携で新発電所を完成
新発電所の建設には、市からの事業サポートと県の補助事業を活用。洸陽電機が設備設計や施工を手掛け、発電設備には、ドイツのブルクハルト社製「小型高効率木質ペレットガス化熱電併給システム」を導入した。
年間発電量は約126万kWh、うち送電量は、一般家庭約368世帯分の年間消費電力に相当する約120万kWhを見込み、発電した電力は、固定価格買取制度(以下、FIT制度)を利用して、中部電力へ全て売電する予定だ。
なお、発電燃料である木質ペレットの供給は、市内業者が行い、近隣から地元材を収集することで、安定した雇用の創出を目指すという。
電気と熱の双方を活用
「小型高効率木質ペレットガス化熱電併給システム」については、国内初となる試みとして、FIT制度を利用。電気と熱を活用する再生可能エネルギー発電事業を推進するものと位置付けられている。
発電効率は30%で、熱利用も含めると総合エネルギー効率は、最大で75%におよび、今後、発電の際に生じた熱は、温浴施設「宇津江四十八滝温泉しぶきの湯 遊湯館」にて活用される予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
洸陽電機/飛騨高山グリーンヒート プレスリリース
http://www.koyoelec.com/release/20170501-1755.html