建造地を出航
国際石油開発帝石は、4月28日、オーストラリア連邦にて遂行中の「イクシスLNGプロジェクト」に関し、沖合生産・処理施設(CPF:Central Processing Facility(名称:イクシスエクスプローラー)、以下、CPF)が、イクシスガス・コンデンセート田に向けて建造地の韓国ゴジェを出航したことを発表した。
イクシスLNGプロジェクトの概要
このプロジェクトは、同社主体で遂行され、40年間にわたって稼働が見込まれる世界的にも大規模なLNGプロジェクトだ。
具体的には、イクシスガス・コンデンセート田より産出される天然ガスを、ダーウィンに建設予定の陸上ガス液化プラントにて液化。年間890万トンのLNGならびに年間160万トンのLPGとして生産、出荷する。
また、沖合生産・貯油出荷施設(FPSO:Floating Production, Storage and Offloading(名称:イクシス ベンチャラー)、以下、FPSO)などから、日量約10万バレルのコンデンセートを生産、出荷する計画だ。
なお、CPFは、約1カ月半後、現地へ到着予定。FPSOについても今後、現地へ曳航する予定である。
今期中に生産開始
同社は今期中に、コンデンセート・LNG・LPGの生産を順次開始したい考えだ。
なお、同社は、この大型プロジェクト遂行にあたり、オーストラリア連邦政府をはじめ、プロジェクトパートナーなどと連携を図りながら、プロジェクト成功に向け、取り組む方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国際石油開発帝石 プレスリリース
http://www.inpex.co.jp/news/pdf/2017/20170428.pdf