北海の洋上風力発電所向け
中部電力と三菱UFJリースは、4月25日、ドイツにおける洋上風力発電所向けの海底送電事業に、共同で参画することを明らかにした。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、北海洋上にある風力発電所を結ぶ4つの海底送電ケーブル(BorWin1、BorWin2、DolWin2、HelWin2)の運営および保守を行うもの。
これらのうち、BorWin1、BorWin2については、送電亘長が200キロメートルにおよび、DolWin2、HelWin2も100キロメートル超の長さを有する。
また、BorWin1、BorWin2、HelWin2については、既に完工済みであり、送電容量92万kWを有するDolWin2は、2017年度に完工予定である。
初の海外送電事業を遂行
両社が海外の送電事業に参画するのは初めて。これに伴い、中部電力および三菱UFJリースは、共同出資会社「Chubu Electric Power & MUL Germany Transmission GmbH」を設立した。
中部電力は、これまで培ってきた送変電保守に関する技術をいかし、安定した収益獲得を図りたいとしている。
また、三菱UFJリースは、海外社会インフラ事業を推進するために新組織を編成。このプロジェクト遂行は第一弾として期待を寄せており、今後も国内外のインフラ事業を積極展開していきたい考えである。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
中部電力/三菱UFJリース プレスリリース
http://www.lf.mufg.jp/