新規募集状況でも不足率が増加
国土交通省は4月26日、3月分の「建設労働需給調査」の結果を公表した。
これによると3月における8職種の過不足率は、前月比0.1ポイント縮小の0.5%の不足。6職種は0.6%の不足だった。
「鉄筋工(建築)」が過剰となっている以外、全ての職種で不足傾向が続いている。特に顕著なのが「鉄筋工(土木)」で、2.0%の不足となった。
新規募集状況も6職種・8職種ともに、前年同月を上回る不足率を示している。
5月の労働者確保見通し「困難」は19.9%
翌々月となる5月の労働者確保(8職種)の見通しは、「困難」と「やや困難」の合計が19.9%で、前年同月比で3.7ポイント上昇した。「やや容易」と「容易」の合計は14.0%となり、前年同月比で2.8ポイント下降している。
翌々々の6月の見通しについては「困難」は15.5%で、前年同月比3.7ポイント上昇。「容易」は133.6%で、前年同月比4.4ポイント下降した。
なお「建設労働需給調査」とは、「型わく工(土木)」、「型わく工(建築)」、「左官」、「とび工」、「鉄筋工(土木)」、「鉄筋工(建築)」の6職種と、これらに「電工」と「配管工」を加えた8職種の建設技能労働者の過不足率を調査したものである。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/