高齢化進む建設業界
国土交通省は4月21日、国土交通省と厚生労働省が行っている建設業の人材確保・育成に取り組むための予算についてとりまとめた「建設業の人材確保・育成に向けて(平成29年度予算の概要)」を公表した。
現在、建設業の技能労働者の約3分の1が55歳以上となっており、他業種に比べて高齢化が進んでいる。このような状況を改善し、建設業界が持続的に成長していくためには、中・長期的な人材確保と育成が、極めて重要な課題となっている。
建設労働者確保育成助成金に50億円
国土交通省と国土交通省は今回、「人材確保」、「人材育成」、「魅力ある職場づくり」の3つの重点事項について、予算の概要をとりまとめた。
「人材確保」では、建設労働者確保育成助成金に50億円。社会保険未加入対策を推進するために2,200万円などの予算が組まれた。
「人材育成」では中小建設事業に対して、労働者の緊急育成支援事業などに9億2,000万円、女性や若者の入職、定着の促進に5,000万円などの予算を費やす。
「魅力ある職場づくり」では雇用管理責任者などに対する研修費などに1億1,000万円などの予算を決定した。
国土交通省と厚生労働省では
今後とも引き続き、両省で連携して関係施策等を実施し、建設業の人材の確保・育成に一層取り組んでまいります
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と述べている。
(画像は、国土交通省のホームページより)
▼外部リンク
国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/