東南アジアでの事業展開の加速を目指す
東京ガスは4月21日、フィリピンのマニラに「東京ガス マニラ事務所」を開設した。フィリピンは東南アジアのなかでも、液化天然ガスなどエネルギー需要の拡大が見込める国として期待されている。
マニラ事務所は現地で政府や地方自治体、企業との関係性を強化するとともに、新規事業案件及びエネルギー関連の調査を推進し、フィリピンでの事業化を加速させるための拠点となる。
東京ガスは2015~2017年度における事業戦略の柱の1つに海外事業の強化を掲げており、参入機会が豊富な東南アジアでの統括拠点として2015年4月にシンガポールに「東京ガスアジア社」を開所した。
この下部組織として各国での基盤構築や新規事業案件の調査などを行うためにマレーシアのクアランプール、ベトナムのハノイとホーチミン、インドネシアのジャカルタに、タイのバンコクに駐在員事務所を開所しており、マニラ事務所は東南アジアでは6カ所目となる。
東南アジアと北米での事業展開を強化
東京ガスグループは、今後も東南アジアと北米において、工場や商業施設などのエネルギーソリューション事業や、エネルギーインフラの構築事業を進めていく。
また、各国のエネルギー会社とのアライアンスなどを通じて、エネルギーの受け入れから供給までを行うバリューチェーンも展開する方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東京ガス株式会社のプレスリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20170421-01.html