戸建住宅の地盤調査・解析や、改良工事を専門的に手がけている、ジャパンホームシールド株式会社(東京都墨田区、以下JHS)は、27日、木造戸建住宅の「建物、基礎、地盤」を総合的に検討して、最適な基礎設計を提案する「基礎地業設計サービス」を、9月1日から全国で開始することを発表した。建築業者向けとしては、業界初のサービスとなる。
(画像はニュースリリースより)
震災後、戸建住宅の耐震化や地盤沈下対策には、ますます注目が集まっている。これまでの地盤解析サービスにおいては、建物の構造や強度、基礎の荷重負担、地盤の設計を別々に計算して、それぞれの強度を確保するのが一般的な方法であった。
しかし、同社の新サービスとなる「基礎地業設計サービス」では、専門の設計士が、住宅メーカーや工務店の設計をもとに、「建物荷重」を一棟ごとに算出。その上で、基礎に伝わる負担に応じた最適な基礎の設計と、杭の配置を行うというもので、建物に合わせた基礎工事の計画を提案することが可能となる。
また、連動させて、トータルに考えることにより、無駄がなくなり、コストダウンも見込める。
JHSは、すでに2013年4月から試験的サービスに取り組んでいたが、4ヶ月間の受注は100件を超えた。「コスト削減」や「家主からの信頼獲得」といった面で、建築業者から高い評価を得ていることで、全国展開にも自信を深めている。
同社は、このサービスを、かつてない新しい選択肢として提供し、安心できる住まいづくりに貢献していきたい考えだ。
▼外部リンク
「業界初、木造戸建住宅の基礎と地盤の最適な設計提案が可能
『基礎地業設計サービス』 全国展開スタート
~ これからの基礎計画は、根拠が明確な合理設計へ ~ 」
http://www.j-shield.co.jp/pdf/119.pdf
ジャパンホームシールド株式会社(東京都墨田区)
http://www.j-shield.co.jp/