アルミ製錬プラントの生産能力は、単一製錬プラントとして世界最大
2017年4月17日、富士電機株式会社(以下、富士電機)は、バーレーン王国の国営アルミ製錬企業であるアルミニウム・バーレーン社(Aluminium Bahrain、以下Alba)と、大容量整流器6台をEPC(設計・調達・施工)で一括請負する契約を締結したと発表した。
整流器の総出力容量は1,354MWで、世界最大規模となる。
Albaは、現在年間生産能力97万トンのアルミ製錬プラントを備えているが、2019年1月の運転開始を予定している新たな生産ラインにより、同アルミ製錬プラントの生産能力は、単一製錬プラントとして世界最大の150万トンに拡大する。
なお、富士電機は、2004年にS-Former及びGISをAlbaに納入した実績がある。
大容量整流器(S-Former)について
整流器は、アルミニウム、銅、亜鉛などの非鉄金属や苛性ソーダなどの精製工程の電源供給に使用され、交流の電気を直流に変換する装置だ。
なお、アルミ地金は、燃費向上やCO2排出量の抑制のために、自動車や航空機の軽量化を図る素材として需要が伸長している。
同社製大容量整流器S-Formerは、中東、北米、オセアニア、中国、アジア、アフリカなど世界各地に納入した実績があり、累計出力容量は25,000MWで、世界トップシェアの40%を占める。
(画像はプレスリリースより)
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富士電機 ニュースリリース
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