デザイン住宅の企画・設計・施工、リフォーム等を手掛ける株式会社タツミプランニングは12日、FacePeer株式会社との業務提携を発表した。FacePeerが開発・運営を手掛けるプラットフォーム”FaceHub”をベースとし、建築現場の業務効率化へ向けたシステムの共同研究および開発を実施する。
2020年の東京オリンピック、東日本大震災にかかわる復興事業、さらには民間ビル・マンションの建設計画増加などをうけ、日本国内における建築需要は高まる一方。タツミプランニングによればその反面、不動産・建築の現場ではこの需要の高まりと反比例する形で、人手不足が深刻化しているのが現状であるという。
こうした中で同社が目を付けたのが、FacePeerのビデオチャットプラットフォームであるFaceHubだ。FaceHubは、WebRTCとクラウド通信の制御を独自に組み合わせることで、ビジネスの現場におけるビデオチャットを可能とするもの。
今回の業務提携ではこのFaceHubを下敷きとし、スマートグラスを接続したオリジナルシステムもあわせて開発。建築現場の業務効率化・人材育成の強化を目標に、これらを用いることで実現する、ビデオ・音声・データのリアルタイム送受信機能を活用した各種活用事例を検討する。
具体的には、現場管理や人材育成の遠隔化、施主に対するアフターサービスの高速化、さらには建築検討中の現場における状況把握などを活用先として想定。2社ではこれら取り組みを通じ開発するシステムについて、自社での導入にとどまらず商品として販売することも視野に入れ、今後の研究開発を推進していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社タツミプランニング プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000022394.html