タンジュン・ジャティB石炭火力発電所1~4号機に続く5・6号機向け
2017年04月13日、株式会社東芝は、インドネシア共和国における、タンジュン・ジャティB石炭火力発電所5・6号機(以下、同発電所)向けに、同国最大級の出力となる1,000MWの超々臨界圧方式の蒸気タービン、発電機、主変圧器2セットおよび500kVガス絶縁開閉装置等の関連機器を受注したと発表した。
なお、超々臨界圧方式とは、蒸気温度が593度以上で、蒸気圧力が240barを超える方式。
2019年2月から順次納入を開始し、5・6号機ともに2021年に営業運転が開始される予定だ。
同発電所は、住友商事、関西電力およびインドネシア最大のコングロマリットであるアストラグループ傘下企業であるユナイテッドトラクターズが出資する、ブミジャティパワー社が新たに開発している。
受注概要および政府主導による新規発電所の建設計画
このたび受注したのは、同国ジャワ島中部にあるタンジュン・ジャティB石炭火力発電所1~4号機の隣接地に新たに建設される新規発電所向けで、1,000MW蒸気タービンおよび発電機2セットの発電設備の合計2,000MWとなる。
なお、同社は、これまで、タンジュン・ジャティB石炭火力発電所1~4号機向けに蒸気タービン、発電機、主変圧器および関連機器を納入している。
インドネシアは、経済成長による電力需要の拡大から、政府主導で35,000MWを目標とする新規発電所の建設計画を立てており、その56%が石炭火力発電によりまかなわれる予定だ。
(画像は東芝公式ホームページより)
▼外部リンク
東芝 プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2017_04/pr_j1301.htm