除染作業時間を大幅に短縮
株式会社大林組は8月29日、業界初となる新種微細藻類による水処理装置を搭載した道路除染システムを開発したことを発表した。この「バイノスRDⅡ工法」は株式会社バイノス、ニルフィスクアドバンス株式会社との共同開発によるもの。
(画像はプレスリリースより)
ニルフィスクアドバンス社の除染車両に搭載されているサイクロンシステムは1時間あたり約1,000㎡の除染が可能だが、除染作業後に行う回収水の排水や洗浄水の給水に同程度の時間を必要としていた。
新種微細藻類「バイノス」を用いた水処理システムを搭載する「バイノスRDⅡ工法」は車上で連続的に浄水することにより、時間の大幅な短縮を可能にする。
早期復興を目指す
バイノス社は放射性物質を吸着する「バイノス」を有し、ニルフィスクアドバンス社はサイクロンシステムを持つ。今回の共同開発は除染作業についての実績とノウハウを持つ大林組が2社に対して技術指導を行うとともに共同で実証実験を行い、実現したもの。
プレスリリースは
大林組、バイノス社、ニルフィスクアドバンス社の3社は、被災地の早期復旧をめざし、安全・安心で効果的な除染技術を提供していきます。(株式会社大林組ニュースリリースより引用)
と締めくくられている。
▼外部リンク
株式会社大林組 プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20130829_01
株式会社バイノス ホームページ
http://www.binoscorp.com/
ニルフィスクアドバンス株式会社 ホームページ
http://www.nilfisk-advance.co.jp/