騒音・振動問題を解決し、遊休地の活用を企画からサポート
2017年4月11日、株式会社竹中工務店は、高架下空間を有効活用し、ホテル、保育園など、静かで快適な空間利用を提案する「クワイセントカプセル」を積極展開していくと発表した。
都市部を中心に鉄道の高架化事業が進んでいるが、高架下空間は駅近接の好立地でありながら、振動・騒音が過大で居住空間としては不向きなため、活用用途が制限された例が多かった。
同社は、騒音・振動問題を解決し、高架下ながらも、快適な室内環境の建物「クワイセントカプセル」を積極展開していくとのこと。
「クワイセントカプセル」の概要
同社は、高架下を利用する対象地の振動・騒音環境問題を解決する、複数のソリューション技術を保有している。
例えば、免震防振積層ゴムは、厚いゴムと中間鋼板を多重に積層させたもので、耐震性能を向上する「免震機能」と列車振動や騒音を低減する「防振機能」を併せ持つ。
また、吊り免振工法は、両端に防振ゴムを設けた吊り鋼棒により高架橋から建物全体を吊り下げることで「免震性能」と「防振性能」を両立する工法だ。
さらに、二重床収納型制振装置は、二重床懐などの狭小スペースに置くだけで共振現象を抑制し、床振動を低減できる極薄タイプの動吸振器だ。
これらのソリューション技術を駆使して、交通インフラとアクセスの良い土地を活用し、ホテル・病院・保育所や、市民の生活スタイルに合った施設など、静かさが要求される施設を建設する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
竹中工務店 ニュースリリース
http://www.takenaka.co.jp/news/2017/04/01/index.html