株式会社プライムポリマーのシンガポール現地法人Prime Evolue Singapore Pte. Ltd.(EVLS)は4月11日、シンガポールにて4月10日に高機能シーラント用メタロセンポリマー「エボリュー(TM)」プラントの竣工式を行った、と発表した。
プライムポリマーは、三井化学株式会社が65%、出光興産株式会社が35%出資する資本金200億円の化学会社。
EVLSは、プライムポリマーが80%、三井物産株式会社が20%出資する資本金115百万ドルの化学会社。
三井化学は、アジア市場において、食品包装などの高機能シーラント用材料の需要拡大が見込まれることから、成長するアジア市場に近いシンガポール共和国のジュロン島テンブス地区にEVLSを2012年10月に設立した。
EVLSは、三井化学のライセンスにより、メタロセン触媒を用いた気相2段重合プロセスで「エボリュー(TM)」を製造・販売する。2016年8月より営業運転を開始し、設備能力は年間30万t。日本国内(市原工場)と合わせ、三井化学グループの「エボリュー(TM)」の生産能力は年間55万tに達するとのこと。
「エボリュー(TM)」は、高強度・密封性・低臭気・低フィッシュアイ・ヒートシール性に優れており、液物包装やパウダー包装などに使用される高機能シーラント用メタロセンポリマーである。
三井化学グループは、EVLSの事業展開を通じて、高機能シーラント用材料の供給能力を大幅に拡大し、エボリュー(TM)事業の更なる強化・拡大を図るという。
(画像はプレスリリースより)
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三井化学株式会社のニュースリリース
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