板厚28mmで大臣認定を取得し、サイズラインナップを拡充
2017年4月10日、JFEスチール株式会社は、建築構造用冷間ロール成形角形鋼管(以下、冷間ロールコラム)の製造範囲を、国内最大となる板厚28mmまで拡大し、国土交通大臣の認定を取得したと発表した。
新たに追加されたサイズは、外径450・500・550mmのシリーズに板厚28mmの3断面と、外径300・350mmのシリーズに各々板厚22と25mmの2断面。
なお、国土交通大臣認定とは、建築基準法に基づく国土交通大臣認定で、建築基準法第37条で指定された材料と異なる材料を使用するには、大臣認定の取得が必要だ。今回の認定番号は「MSTL-0495」。
事務所、店舗、倉庫等の中低層建築分野で、居室有効面積や建物規模が拡大
同社は、2013年に、冷間ロールコラムとして広く普及している「BCR295」の外径400~550mmシリーズで、板厚25mmを「JBCR295」として、商品化した。
なお、「BCR」は、一般社団法人日本鉄鋼連盟の登録商標。また、「JBCR295」については、指定性能評価機関である一般財団法人日本建築センターより、既存鋼種「BCR295」と同じ設計の取扱いでよいとする評価を取得している。
今回のサイズ拡充では、「BCR295」と同様の設計・施工法が適用でき、主要な用途である事務所、店舗、倉庫等の中低層建築分野で、居室有効面積の拡大やロールコラムで設計可能な建物規模の拡大が可能となる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEスチール ニュースリリース
http://www.jfe-steel.co.jp/release/2017/04/170410.html