バイタルセンサと環境センサを活用して労働環境下での安全管理を実現
2017年4月5日、株式会社大林組は、バイタルセンサと環境センサを活用した作業員向け安全管理システムEnvital(エンバイタル)のサービス(以下、同サービス)提供を、2017年7月から開始すと発表した。
温暖化による気温上昇が進む中、建設現場においては、夏場の作業環境はたいへん厳しく、作業員の体調を管理し安全を確保する取り組みが必須だ。
同サービスは、IoTの取り組みの一つとして、建設現場や工場などにおいて、就労者が安全に働ける環境の整備を目的とする。
Envitalのサービス概要
同サービスでは、作業員ごとに、ウェアラブルバイタルセンサを利用したバイタルデータ(心拍数)とトランスミッターを利用した作業姿勢(傾き)を取得し、作業場所ごとに暑さ指数ウォッチャーを利用した環境データ(WBGT)が可視化され、これらのデータが独自に設定した閾値(しきいち)を超えた場合にアラート発信する。
これより、作業員本人や管理者などがタイムリーな体調管理や、事故防止の対策を講じることができる。
なお、WBGT(暑さ指数)とは、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に与える影響の大きい日射・輻射など周辺の熱環境、湿度および気温、の3つを取り入れた指標で、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された。
(画像はプレスリリースより)
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