ASEAN各国での技術適応性とその成果の有用性を確信
2017年3月29日、インクリメントP株式会社(以下、インクリメントP)と株式会社富士通交通・道路データサービス(以下、富士通交通・道路データサービス)は、タイで「舗装劣化状況把握技術の実証実験」(以下、同実証実験)を実施し、その成果を確認したと発表した。
同実証実験は、ASEAN地域の発展や日系企業の現地活動に資する新道路関連情報サービスの実現を目指し、インクリメントPの地図情報技術と、富士通交通・道路データサービスのスマートフォンを活用した舗装診断技術を組み合わせて行った。
実証実験の概要と成果
実証実験は、2016年12月に、タイ王国バンコク市で実施され、インクリメントPが地図整備を目的として保有する走行調査車両に、富士通交通・道路データサービスの路面状況を把握するスマートフォンアプリ「道路パトロール支援サービス」を搭載して行った。
走行時の振動データ等を常時収集し、路面の状態を把握・診断し、その評価結果をインクリメントPの地図情報技術で可視化して、道路アセットマネジメント分野や交通安全対策における活用可能性を検証した。
その結果、既に日本国内で活用実績のある舗装診断技術「道路パトロール支援サービス」は、タイにおいても実運用が可能であることを確認した。
また、地図整備を目的として収集した走行画像を活用して、「道路パトロール支援サービス」で把握・診断された劣化箇所の舗装状態を視覚的に把握できるため、評価結果の効率的な確認および分析が可能であることを確認した。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
富士通交通・道路データサービス プレスリリース
http://www.fujitsu.com/