「型枠工(土木)」の不足率5.2%
国土交通省は3月28日、2017年2月の「建設労働需給調査」の結果を公表した。
調査によると2月における8職種計の過不足率は前月より0.1ポイント不足幅が縮小し、0.6%の不足となった。6職種は0.7%の不足。
職種の中でも特に「型枠工(土木)」が不足しており、不足率は5.2%となっている。また、「鉄筋工(土木)」の対前年比での不足率の広がりも大きく、前年のマイナス0.9%から3.5%と4.4ポイント拡大している。
新規募集状況をみると6職種計、8職種計ともに前年同月を上回る不足率となった。
4月の労働者確保「困難」は20.6%
翌々月となる4月の労働者確保(8職種)の見通しは、「困難」と「やや困難」の合計が20.6%で、前年同月比3.5ポイント上昇した。「やや容易」と「容易」の合計は10.1%となり、前年同月比で3.9ポイント下降している。
翌々々の5月の見通しについては「困難」は14.1%で、前年同月比2.9ポイント上昇。「容易」は12.7%で、前年同月比4.2ポイントの下降となった。
なお、この調査における6職種とは型わく工(土木)、型わく工(建築)、左官、とび工、鉄筋工(土木)、鉄筋工(建築)のことをいい、これらに電工と配管工を加えたものを8職種としている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001177160.pdf