モダンかつコンパクトなデザインの施設
2017年03月27日、川崎重工株式会社は、神戸市向けにごみ処理発電施設(以下、同施設)を納入したと発表した。
同施設は、「神戸市第11次クリーンセンター整備事業」の、「第11次クリーンセンター建設工事」で、同社と株式会社大林組とのJV(特定建設工事共同企業体)が建設した。
また、「設備管理委託契約」に基づき、同社が2017年4月より20年間の設備管理業務を行う。
同施設は臨海部(ポートアイランド第2期)にあるため、港町神戸の景観に配慮し、周辺環境との調和を図ったデザインになっている。
神戸市第11次クリーンセンター整備事業の概要
同施設は、ごみ焼却発電施設、破砕施設および資源ごみ積替施設にて構成されている。
ごみ焼却発電施設は、1日に200トンの処理能力を有するストーカ式並行流焼却炉3基、ろ過式集じん器(バグフィルタ)や排ガス再循環システムなどを設置して、ダイオキシン類やCO(一酸化炭素)などの有害物質の排出を抑制し、排ガス量を低減する。
破砕施設は、5時間で20トンの処理が可能なせん断式破砕機を2基備えている。
また、高温高圧ボイラと排気復水タービンを組み合わせて最大発電量15,200kWの高効率発電を行い、施設内の消費電力を賄うとともに、余剰電力を売電する。
さらに、災害拠点として、外部電源が途絶した状態でも、非常用発電機で自立稼動ができ、一定期間のごみ焼却が可能だ。
(画像はプレスリリースより)
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