2017年3月24日、 東京電力ホールディングス株式会社(以下、東京電力HD)、ブルーイノベーション株式会社(以下、ブルーイノベーション)、および株式会社テプコシステムズ(以下、テプコシステムズ)の3社は、自律飛行するドローンが電力設備を自動点検する「ドローン飛行支援システム」の共同開発について合意したと発表した。
東京電力HDが蓄積してきた電力設備の点検技術・点検データと、ブルーイノベーションが有するドローンの安全飛行管理技術、およびテプコシステムズが有する設備保全のシステム開発・保守技術を融合させ、簡単な操作でドローンにより自動点検を行うシステムを共同開発する。
2018年4月までに実証試験を開始する予定。
送電鉄塔・送電線など高所の電力設備点検において、高所作業の安全性を損なうことなく、後継人材不足や一層のコスト削減に取り組むためには、簡単な操作でドローンの自動点検を実現させることが不可欠だ。
共同開発では、ドローンの最適飛行経路などを自動作成し、高解像度カメラなどで撮影した映像を、専用タブレットでリアルタイム確認しサーバーや業務端末と自動連携するシステムの構築を目指す。
さらに、建物内通信設備の計器・通電ランプなどの表示状態を自動点検し、点検後には自律飛行で充電基地に着陸可能な機能の開発を行う。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東京電力HD プレスリリース
http://www.tepco.co.jp/press/release/2017/1396501_8706.html
別紙 ドローン飛行支援システムの概要(1.92MB)
http://www.tepco.co.jp/
動画 「ドローン飛行支援システム」による送電設備自動点検イメージ
http://www.tepco.co.jp/