経年劣化による処理能力や各施設機能の低下が著しい2施設を同時に建替
2017年3月22日、日立造船株式会社、関西電力株式会社などの企業グループは、滋賀県大津市より、ごみ処理施設2施設の建替え・運営事業を受注したと発表した。
大津市の環境美化センターと北部クリーンセンターの2施設は、稼動開始後30年近くが経過し、施設等の処理能力や機能が経年劣化で著しく低下しているため、発電付の焼却施設にリサイクル施設を併設して、2施設を同時に建替えることを決定した。
プロジェクトの概要
同事業は、DBO(Design-Build-Operate)方式が採用され、建設工事は日立造船を代表企業とするJV(共同企業体)が実施し、建設後の施設運営はSPC(特定目的会社)である大津環境テクノロジー株式会社が実施する。
なお、構成企業は、極東開発工業株式会社、村本建設株式会社、前田建設工業株式会社、Hitz環境サービス株式会社、極東サービスエンジニアリング株式会社および関西電力株式会社。
また、関西電力は、エネルギー事業者として培ったノウハウを生かして、省エネルギー診断などを行う。
運営においては、(仮称)新環境美化センターと(仮称)新北部クリーンセンターの仕様を統一し、情報通信技術等を用いて、2施設を一体事業として最適化を実現する。
両センターとも、発電付の焼却施設(87.5t/24hが2炉)とリサイクル施設(19t/5h)の規模になる。
(画像は日立造船公式ホームページより)
▼外部リンク
日立造船 ニュースリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/news/2017/03/002520.html