信州大学名誉教授が監修・音環境入門書
熊谷組は3月21日、床衝撃音研究会が「シリーズ 建築の音環境入門 100号記念号」を刊行したと発表した。
床衝撃音研究会は熊谷組や信州大学、スラブメーカーなどから構成された組織で、共同住宅の音環境の研究を行っている。
床衝撃音研究会では2008年から信州大学の山下恭弘名誉教授監修のもと、小冊子「建築の音環境入門」をシリーズで刊行してきた。
シリーズでは「読みやすくわかりやすい内容」と「適度なボリューム」を編集方針としており、デベロッパー、設計事務所、建設会社などに有益な手引書として提供される。
わからないことがあったときに、さっと調べられる手引書
今般刊行された100号記念号では、要望の多かった「実務者のための建築音響設計法」をとりあげた。
共同住宅の設計者や施工技術者が、音環境について疑問に思うことがあったときに、どのような音環境対策を行えばよいのか参照できるように構成されている。
冊子は「第1章 建築音響の基礎」、「第2章 室内静謐性能・空気音遮断性能」、「第3章 床衝撃音遮断性能」、「第4章 実務的な建築音響設計法」の4章に分かれており、それぞれについてわかりやすく解説した。
(画像は、熊谷組のホームページより)
▼外部リンク
株式会社熊谷組のプレスリリース
http://www.kumagaigumi.co.jp/press/2016/pr_170321_1.html