モザンビークは東アフリカの貿易拠点・豊富な天然資源産出国として、世界各国の企業が進出
2017年03月16日、住友商事株式会社(以下、住友商事)と株式会社IHI(以下、IHI)は、モザンビーク共和国(以下、モザンビーク)の国営電力公社(以下、EDM)との間で、ガス焚き複合火力発電所(以下、同発電所)の土木据付込み一括請負契約(EPC契約)を締結したと発表した。
同発電所の建設予定地は、首都マプトから700キロメートル北東に位置するイニャンバネ州テマネで、2018年の着工および2021年の完工を目指す。
住友商事は、2016年8月にアフリカ・ナイロビで開催された第6回アフリカ開発会議で同発電所開発に関する覚書をEDMと締結して、今回の契約調印に繋げており、今後、EDMとの折衝窓口や調整役を担う。
IHIは、関係会社のJurong Engineering Limitedと共に、主要機器であるガスタービン、発電機の供給や土木も含む機器据付など発電所全体の建設を取りまとめる。
発電所の概要
同発電所は、発電容量100メガワットガス焚き複合火力発電所で、EDMが保有する12メガワットのガスエンジン発電所の拡張案件として建設される。またモザンビークと日本が共同で取り組む2案件目のガス焚き複合火力発電所となる。
同発電所には,IHIが開発に参加しているGE社製航空転用型LM6000ガスタービンを自社製制御装置と組み合わせて、排熱を蒸気タービンで回収し発電効率を高めるコンバインドサイクルシステムとして納入する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
IHI プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/