石炭灰有効活用事業の体制を強化
中国電力は、3月15日、石炭火力発電所から発生する石炭灰製品(ライトサンド、Hiビーズ、エコパウダー)の製造・営業・販売について、4月より、グループ会社である中国高圧コンクリート工業へ移管することを発表した。
移管後の両社の役割
中国電力は、石炭灰有効活用事業における事業戦略の策定や製品活用手法の検討、新商品の研究・開発に集中する。
一方、中国高圧コンクリート工業は、中国電力の三隅発電所、新小野田発電所、水島発電所構内の既存製造設備を利用し、石炭灰製品を製造。
また、これまで培われた販売網を活用することで、より多くの顧客向けに、土木環境用資材として石炭灰製品を販売していく考えである。
専門領域に集中
中国電力グループは、事業移管を通じ、業務効率化および、さらなる販売拡大を目指す方針だ。
なお、今後、両社は、石炭灰処理業務の委託に係る「灰処理契約」を締結し、中国電力の石炭火力発電所構内の石炭灰製品製造設備を利用するための「賃貸借契約」を結ぶ計画である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
中国電力 プレスリリース
http://www.energia.co.jp/press/2017/9940.html
中国高圧コンクリート工業 ホームページ
http://e-grid-gr.energia.co.jp/kouatsu/index.html