首都トリポリの社会基盤を支える電力供給
2017年3月16日、三菱重工グループのPWパワーシステムズ(以下、PWPS)は、リビア向けに出力25,000kWのガスタービン発電機「FT8 MOBILEPAC」を2ユニット受注したと発表した。
同発電機は、リビア電力公社(General Electricity Company of Libya)が所有して運営し、同国の首都トリポリに設置して、4月から電力供給を開始する予定。
この度の受注は、米国パワー&ウォーター・アライアンス社(以下、P&WA)が、リビア国民の人道支援を目的にカタール政府が設立したカタール開発基金(以下、GECOL)と締結したターンキー契約の一環。PWPSはP&WAを通じてFT8 MOBILEPACをGECOLに供給する。
なお、PWPSは三菱重工のグループ会社で、本社を米国コネチカット州グラストンベリー(Glastonbury)に置き、航空機エンジン転用型ガスタービンの組み立て・販売・サービス、EPC(設計・調達・建設)などの事業を行っている。
ガスタービン発電機FT8 MOBILEPACの概要
同発電機は、米国の航空機用エンジンメーカー、プラット・アンド・ホイットニー(以下、P&W)が供給する航空機エンジンを動力源とするガスタービン発電機だ。
燃料は天然ガスおよび液体燃料で、パッケージ型となっているため、世界中どこへでも迅速に輸送して設置できる特徴がある。
(画像は三菱重工公式ホームページより)
▼外部リンク
三菱重工 ニュースリリース
https://www.mhi.co.jp/news/story/1703165849.html