分割可能なロボット式防蟻再施工システム「スプロボ」
積水ハウスグループは3月13日、株式会社コシイプレザービングと協力し、日本初となるユニット分割可能なロボット式防蟻再施工システム「スプロボ」による賃貸集合住宅の床下防蟻処理工事の受注を3月16日より開始する、と発表した。
建物外部から遠隔操縦で床下の防蟻処理
2013年に公表された国土交通省補助事業「シロアリ被害実態調査報告書」によれば、蟻害は床下の被害率が最も高く64%、ついで玄関13%余り、外周8%となった。また一度シロアリ駆除を行っても、5年毎に点検・予防を行わないと、シロアリ被害に遭う確率が急増する、という。
開発したロボット式防蟻再施工システム「スプロボ」は、建物外部の基礎の床下換気口から、開口部の大きさに合わせて、施工ロボットを分割して床下に入れ、建物外から施工ロボットのカメラ映像をモニターで確認しつつ遠隔操作で防蟻処理を行う。
床下換気口が狭くても、施工ロボットを4分割して床下に挿入できる。
1階面積200平方mの賃貸集合住宅(2LDK、6戸の2階建て)の場合、1日で防蟻処理の施工が可能である。
安全確実で施工費を約1割軽減
施工ロボットは、建物外から遠隔操作することができるので、安全・確実で作業効率も高く、住宅入居者やオーナーの負担も少なく、さらに従来と比べて工費が約1割軽減できたという。
積水ハウスリフォーム東日本株式会社、積水ハウスリフォーム中日本株式会社、積水ハウスリフォーム西日本株式会社の3社あわせて施工ロボット50台を導入し、受注を開始する。今後、順次拡大する予定。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
積水ハウス株式会社のニュースリリース
http://www.sekisuihouse.co.jp/