三井ホーム株式会社は3月9日、高遮音床仕様「Mute45」を販売開始する、と発表した。
賃貸住宅の入居者が抱いている大きな不満の一つは、遮音性である。民間調査機関の調査(リクルート住まいカンパニー)では、実に46.1%もの入居者が不満をもっている。
賃貸住宅における遮音性能の向上は、高品質な住宅を求める入居者の満足度を高める重要なポイントである。
三井ホームが開発した「Mute45」は、2017年1月に賃貸住宅に標準採用した「Mute50」の遮音性能「L-50」をさらに上回る、住宅業界最高レベルの床遮音性能「L-45」を実現した。
床遮音性能「L-45」とは、重量衝撃音(LH)が「聞こえるが、意識することはあまりない」、軽量衝撃音(LL)が「小さく聞こえる」、という状態のことである。
「Mute45」は、一般的な鉄骨住宅の床遮音仕様(ALC厚100㎜相当)と比べ、LHとLLの両方とも約4分の1に軽減する。
三井ホーム独自の制振パッドとともに、下階の天井を支持する吊天井根太を新設し、その接合部材に防振ゴムを取り付けた防振天井根太受金物を開発して採用するなど、下階への衝撃音を抑えるための様々な技術を付加した。
「Mute45」の販売参考価格は、税抜きで、坪当たり約40,000円。
三井ホームは、今までの木質系賃貸住宅にはない高い遮音性を達成した「Mute45」のオプション採用により、耐震等級3の高耐震性や高水準の断熱性を実現したプレミアムモノコック構法と合わせて、賃貸住宅の高い居住性を提供するという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三井ホーム株式会社のニュースリリース
http://www.mitsuihome.co.jp/company/news/2017/20170309.pdf