JFEエンジニアリング株式会社と全額出資会社のJFE環境株式会社は3月7日、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)および全額出資会社の株式会社東日本環境アクセスと協業し、バイオガス化による食品リサイクル事業を2018年8月から開始する、と発表した。
食品リサイクル事業は、各社が出資し、神奈川県横浜市に設立する株式会社Jバイオフードリサイクルが行う。出資比率は、JFEエンジニアリング10%、JFE環境56%、JR東日本17%、東日本環境アクセス17%である。
食品リサイクル事業は、食品会社や駅ビル等から排出される、一日80tの食品廃棄物を微生物により発酵し、発生するメタンガスを燃料にしてバイオガス発電を行う。
バイオガス発電施設は、横浜市内に建設される。出力1,800kW、年間想定発電量は約11,000MWhで、一般家庭の約3,000世帯分の年間消費電力に相当する。
発電電力は、施設内での消費と、FIT制度を活用して、JFEエンジニアリング100%出資の新電力であるアーバンエナジー株式会社に売電する。
発電施設の設計・建設は、JFEエンジニアリングが担う。JFE環境は、原料となる食品廃棄物を食品製造会社等から収集・運搬する。
JR東日本と東日本環境アクセスは、駅ビル・エキナカのレストランなどから発生する食品廃棄物のリサイクルに参画する。
今回の事業は、JFEグループ・JR東日本グループ初の協業であり、食品廃棄物のリサイクル率の向上による資源循環型社会と、再生可能エネルギーの創出による低炭素社会の形成に貢献するものであるという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング株式会社のニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2017/20170307091749.html