2017年3月6日、三菱電機株式会社は、製造業のスマート化を実現するIoT活用を支援するため、エッジ領域のFA-ITオープンプラットフォーム(以下、同プラットフォーム)を新たに提案すると発表した。
IT・情報インフラの進化に伴い、IoTの活用により工場のあらゆる設備からデータを収集して、ものづくり全体を最適化するニーズが高まっているが、IoTシステムの構築には、多種多様な生産設備からのデータ収集と、モデル化に多くの労力を要している。
これらの課題を解決するために、同プラットフォームは、生産現場(FAシステム)とバリューチェーン(ITシステム)をつなぎ、生産現場のデータの収集・分析・改善のシステムを短期間で構築する。
ベンダーが開発者用サイトから開発環境をダウンロードし、プラットフォーム上で動作するユーザー向けアプリケーションを開発でき、様々な産業用ネットワークへ接続できるソフトウェアを開発して、あらゆる機器・生産設備からのデータ収集が可能だ。将来的にはアプリストアによるダウンロードサービスを検討。
プログラミングなどの専門知識がなくとも、装置モデルの設計・管理やデータアクセスが可能で、分析に必要なデータを簡単に選択して、効率的なデータ分析を実現できる。
ベンダーが持つ様々なクラウド・ITシステムを活用したユーザー向けサービスと生産現場を接続し、自社複数工場やサプライチェーンを含めた管理などで全体の最適を実現できる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2017/pdf/0306.pdf